第7回『社員に正しい情報を提供すべき。ネットには都合の良い誤情報がたくさん』

社員に正しい情報を提供すべき。ネットには都合の良い誤情報がたくさん

第7回:2019年8月6日更新

 

 

著:吉政忠志氏(マーケッター)

 


健康は人の体が相手なので、実施してみないと本当に健康に良いかどうかというのははっきりはしないと思う。
しかしながら、ある程度これはダメだというものがある。
ただ、ネットには必ず正誤両方の情報が存在するようになってしまった。
その理由はみんなが正しいと思っている情報や、みんなが間違っていると思っている情報の逆の情報が瞬発的によく読まれるからだ。
たくさんの人に読まれると、広告収入が上がったり、原稿料が上がるので、釣り気味のタイトルでも掲載してしまうようなこともあるのではないだろうか。

 

お蕎麦は健康か否か

例えば、以下のような情報があるとする。
「お蕎麦は健康に良い」
確かにお蕎麦はポリフェノールが多く含まれており、ポリフェノールには血圧を下げたり、中性脂肪を下降させる。
食物繊維が多く、排便を促す効果もある。
炭水化物も少ない。
この点においては確かに健康に良い。

しかし蕎麦自体は栄養バランスが良いものではないのだ。
この情報については適量であれば良いというのが正解になるはずだ。
ビタミンB1やビタミンB2ビタミンB6、ビタミンEは含んでいるものの、ビタミンAやビタミンCが含まれていない。

ビタミンAやビタミンCが足りないからと言って、野菜かき揚げをトッピングするような人もいる。
野菜てんぷらをトッピングしてもビタミンAやビタミンCが摂取できるかどうかは微妙であるし、衣の炭水化物と油のカロリー摂取により、健康に良いとは言えない食事になっていくと思う。
ましてや毎日そばで済ますのは、どうしても偏りが出てしまう。

ネットで検索すると、お蕎麦が健康であるという情報と、不健康であるという情報の両方が出てくる。
そして多くの社員は自分の都合よい方に解釈しがちである。
例えば、てんぷらそばが好きな社員は「そばは健康にいいし、野菜かき揚げをトップングしているから野菜を摂取している。
野菜かき揚げ天ぷらそばは健康食なのだ」という勘違いを起こしてしまう。

 

正しい情報を社員に

健康経営を推進する際に、社員には正しい栄養指導をし、学習させる必要があると考える。
多くの企業が実施しているとは思うが、社員数が多いと個別指導を定期的に実施するのも結構大変な話だと思う。
そこで、推奨したいのはスマートフォンアプリの活用だ。

最近のスマートフォンアプリは正確な栄養取得情報を自動的に記録し、体重や血圧はOMRON connectと連携することで、こちらも自動で記録できる。
全ての社員の健康状況を把握するには日々の記録が重要である。
正しい健康情報を個別指導で伝えるとともに、スマートフォンアプリで日々の食事管理、血圧、体重管理を実施することで、社員が自分の健康に何が良いのかを数値で理解できるようになるはずだ。

なお、以下ではOMRON connect連携事例を公開している。興味がある方は見てほしい。
https://datahealthcare.omron.co.jp/case

 

※コラム記事は執筆者の個人的見解であり、オムロンヘルスケア株式会社の公式見解を示すものではありません。


著者プロフィール(吉政忠志氏)

IT業界全般から、人事・総務関係、キャリア関係、ヘルスケアまで幅広く執筆をするコラムニストであり、IT業界を代表する企業のマーケティング支援も行う、マーケッター。