【レポート】高血圧改善フォーラム(hytek)主催セミナー ~健康経営に役立つ新しいアプローチ~を開催いたしました

開催日時: 2019年4月22日(月) 15:30~17:30

開催場所: オムロン株式会社 東京事業所7F

主催: 特定非営利活動法人 高血圧改善フォーラム(略称 hytek)

協力:株式会社ルネサンス株式会社リンクアンドコミュニケーションオムロン ヘルスケア株式会社健康経営会議


  2019年4月22日、健康経営取り組みの新しいヒントを模索する企業のご担当者・保健師の方を対象にしたセミナー「健康経営に役立つ新しいアプローチ」を開催いたしました。当日は大変多くの方にご参加いただき、盛会にて終了いたしました。

  高血圧は脳や心臓、腎臓をはじめとする様々な臓器に深刻なダメージを与えることが知られており、企業の健全な経営を実現するために重要な社員への健康管理指標となっています。特に高血圧は高齢者になる前からのケアが必須であり、認知症予防においても高い効果があることも知られています。しかしながら国内には4,000万人を超える高血圧者がおり、受診する人は約半数という状況になっています。より正確かつ効率的に継続性の高い血圧管理を実現し、この状況を改善するには産業保健における家庭血圧管理の重要性が注目を集めています。

 

  そこで、講演1では帝京大学医学部衛生学公衆衛生学講座 主任教授 大久保孝義先生をお招きし、「産業保健における家庭血圧管理の重要性」をご講演いただきました。調査データによると、家庭血圧が脳卒中発症と強く関連していることや、中年期の血圧と認知症発症との強い関係を解説いただきました。いずれのケースでも常に安定した正確な血圧測定ができる家庭血圧がとても重要であることを説明いただきました。

帝京大学医学部衛生学公衆衛生学講座  主任教授 大久保 孝義
東北大学医学部卒業後、東北大学・滋賀医科大学にて高血圧を中心に脳心血管疾患の疫学研究に従事し、2013年より現職。東北血圧管理協会理事、米国高血圧専門誌編集委員、欧州血圧測定部会委員等を務める。

 

 

  講演2ではオムロンエキスパートリンク株式会社の野崎律子先生による「健康経営につなげる保健指導のコツ」を講演いただきました。この講演では「オムロンゼロイベント チャレンジの取り組みや健康経営に求められる保健師活動の在り方をご説明いただきました。会場には保健師の方が多く参加されていたこともあり、野崎先生の保健師として3つのコツ「ヘルスニーズを明確にできること」「わかってくれている専門職であること」「ネットワークを活用できること」について深い関心を持っていただきましたた。

オムロンエキスパートリンク株式会社 保健師 野崎 律子
1991年 産業医科大学医療技術短大専攻科修了。㈱ブリヂストン、日本銀行にて健康管理業務に従事。2007年 東京女子医科大学大学院看護学研究科修了。大学にて看護学教育に従事。2016年よりオムロングループの健康管理業務に従事。保健師、博士(看護学)

 

 


(休憩時間も多くの方にデモコーナーにお越しいただきました)

 


第二部ではhytek事務局を務めるオムロン ヘルスケア株式会社 生体工学専門職 博士(医学) 白崎 修による「血圧管理アプリ実証実験のご案内」をさせていただきました。高血圧者4,300万人のうち、血圧を適正にコントロールできている人は13%にとどまり、日本人の高血圧管理率の低さについて警鐘を鳴らしました。OMRON connectはスマホで簡単に血圧が管理できるスマートツールであり、「かんたん血圧日記」などで日々の習慣から血圧上昇の原因も把握できるためとても有効であるとの説明をさせていただきました。

 

また、情報提供2として、株式会社リンクアンドコミュニケーション 代表取締役社長 渡辺 敏成氏より「ICTを活用したハイリスク者向け保健指導サービス」をご紹介いただきました。同社が開発した健康アドバイスアプリ「カラダわかるNAVI」は社員食堂やオムロン健康データプラットフォームと連携し、3,500社以上のお客様にご利用いただき、高い評価を博しているとのことです。高血圧の方を対象としたICTを活用した保健指導方法についても具体的に解説されました。