第2回『毎日の食事記録で栄養バランスを見直して健康的に痩せる』

第2回:2019年12月10日更新

 

 

著:菱沼佑香

 


こんにちは、OMRON connect連携事例の取材を担当させて頂いている菱沼です。
私のコラムでは、OMRON connectと連携しているアプリの事例を中心に、時折、オムロン中の人インタビューを交えていく予定です。
引き続きお付き合い頂ければ幸いです。

さて、2回目となる今回は、株式会社ウィット様が提供されているアプリ、「あすけん」の事例をご紹介します。

■あすけんとは?

食事内容を記録すると、食事に含まれるカロリーと栄養素を分析してくれるサービスです。
算出された栄養素はグラフ化されるため、不足している栄養素が一目で把握できます。
栄養士からのアドバイスを受けることができるため、食生活が改善され、無理なく健康的なダイエットになります。
また、登録できるデータは体重や脂肪率、運動量や生理、お通じといった情報も含まれるため、これ一つでダイエットに必要な情報を集約させられます。
2017年にOMRON connectと連携されたため、よりデータの登録が簡単になりました。
スマホユーザーからの人気も高く、また、2010年に厚生労働省 スマート・ライフ・プロジェクト推進委員会によって開催された、第3回健康寿命を延ばそう!アワードにおいて、優良賞を受賞するなど、注目のアプリです。

 

■一日に必要な栄養素、とれていますか?

ところで、一日に必要な栄養素の基準値についてご存知でしょうか?

厚生労働省が5年ごとに公開している日本人の食事摂取基準によれば、たんぱく質(男性50~60g、女性40~50g/13~20%)、脂質(男女20~30%)、炭水化物(男女50~65%)、食物繊維(男性20以上、女性18以上)、飽和脂肪酸は7%以下とされています(すべて18歳以上の数値)。
この数字は、生活習慣病の予防・改善の指標となる三大栄養素の目標量でもあります。
さらに脂溶性ビタミンと水溶性ビタミン、葉酸、ミネラルのそれぞれにも基準値が設定されています。(詳細を知りたい方は日本人の食事摂取基準をご参照下さい。)

ちなみに実際の摂取量についても調査を行っているようです。
ご興味のある方は厚生労働省 平成29年国民健康・栄養調査報告をどうぞ。

この調査報告書を読んだところで食事のイメージはつかないので、解りやすいものを探したところ、農林水産省の食事バランスガイドがありました(幼児向けは東京都福祉局)。

とはいえ、この通りにメニューを決めたくても難しい状況の時もありますし、ガイドラインに沿ってもきちんと足りているかは計算しないとわかりません。

そこで「あすけん」を利用すると、摂取した栄養素をグラフ化してくれるため、一目で足りないものが解ります。
また、こうしたツールでは継続ができることが大切なポイントでもありますが、「あすけん」にはコンビニなどで販売されている食品が登録されているため、成分表を見なくてもサクッと登録できるため簡単ですし、ざっくりでも構わないのなら自炊した時には似たようなメニューで登録してしまえば手間もそうかかりません。
また、管理栄養士からのアドバイスも受けられるので、どうすればいいのかわからない人でも継続しやすいのではないでしょうか。
OMRON connect連携させたことで、OMRONの機器からデータを取り込めるようになったので、よりダイエットを成功させやすい環境になりました。

 

■食事は大事だとわかってはいるけど、きっかけがないと続かない。

正直なところ、健康な日々を送っていると、食事の大切さはわかっていても体を気遣ったメニューを取り続けるのは、何かのきっかけと補助がないと難しいと個人的には思っています。
そういう方は実は多いのではないでしょうか?

私自身が栄養を気にするようになったきっかけは妊娠でした。
そもそも、妊婦って何を食べたらいいのか?から始まって、調べるうちに、アレはダメ、この栄養素を取ると○○になる、これはやめた方がいいかも?みたいな曖昧なものを含めて様々な情報を目にしたからでした。
さらに後期に入ってひどくなったむくみ。産婦人科医から味付け禁止と言われたこの時、塩分を強く意識したと思います。

妊娠前の私がせいぜい気を付けていたのは野菜や根菜を摂るとか、白米を玄米にするとか、用意をするのが負担にならない範囲なら続けられるかな…という感じで、栄養素や塩分をそこまで気にしたことはなかったと思います。

栄養素や塩分について意識した時に、自分が持っている栄養に関する知識が少ないということを認識しました。
家庭科の授業で習った以上のことは知りませんし、そもそも覚えていないことの方が多い。
その上、毎食、含まれる栄養素と塩分量を計算することは難しい。
そこで補助してくれるツールとして、「あすけん」を利用しました。きっかけとツールが揃った結果、むくむっくみん!な妊婦から、むくみーくらいになりました。

私はたまたま妊娠がきっかけで使い始めたため、本来の用途とは違うものでしたが、忙しい中でもダイエットや体質改善を目的とする方にとって、「あすけん」は利用しやすいのではないかと感じています。

 

■最後に

担当者の方からは、「栄養をとっているつもりだったけどとれていなかった」、「注意するようになったらダイエットに成功した」というユーザーの声が多く、とても嬉しいというお話を伺いました。
最近では社員の健康を気にする企業も増え、「あすけん」を導入する企業も増えています。
今後、同社は医療分野への協力をはじめ、アスリート向けや妊娠、食育向けといった部分にも手を伸ばしていくようです。

では最後に、OMRON connectと連携した結果、どんな効果があったのかについての担当者の方のコメントをご紹介します。

「『OMRON connect』と繋いでから聞こえてくる利用者の声としては、自動で体重を入力でき、分析ができるなどデータ管理が便利になったという声が聞こえてきます。
『あすけん』と連携しているから、『OMRON connect』対応の商品を購入したという利用者もいらっしゃいました。」

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事例の詳細は下記のリンクからご参照ください。

【連携事例】ひとびとの明日を今日よりも健康にする、人気食事管理アプリ「あすけん」が取り組む食生活改善

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

※コラム記事は執筆者の個人的見解であり、オムロンヘルスケア株式会社の公式見解を示すものではありません。


著者プロフィール(菱沼佑香氏)

吉政創成株式会社 マーケティングスペシャリスト。IT企業(ソフトウェア開発、セキュリティ、ホスティング)で営業事務、営業、マーケティングを経験。現在、吉政創成で取材、撮影、ライティングを担当。月刊連載数本。